「親子で工場見学会(2019)」でウォータージェット加工をご披露!

ウォータージェット加工専門の米山製作所です。

 

今年の夏も例年通り、瑞穂町商工会の工業部会が主催の「親子で工場見学会」実施され、小学生と保護者の5組の皆さんが当社を訪れました。

 

最近は工場見学って流行ってますよね。私もけっこう行ってます。カップヌードルが作れたり、飛行機を間近で見れたり、真っ赤な鉄塊の圧延している工程を見れたりと非常に楽しいですよね。

 

ご近所でも「身近にある町工場を見たい!」という要望が多く、商工会のご担当と工業部会の皆さんが「じゃあ」ということで企画したのがこの「親子で工場見学」です。

この「親子で工場見学会」実は結構な人気の企画なんです。我が瑞穂町って東京都西多摩郡の小さな町ですが、工業出荷額と工場数は多摩地区(26市3町)でなんと4番目と多いんです。そんな多くの工場から6工場をピックアップして午前と午後に分けて3工場ずつ見学ができるコースなんです。しかも貸切バスで!

 

当社の工場見学は50分、まずは事務所でウォータージェットのお勉強です。

 

その後は、工場見学です。

 

万能型のウォータージェット加工機SWS4425で「お皿」と「計算機」と「チタン板」、小物の扱いが得意なSWS1100で「CFRP」のカットを見て頂きました。

「お皿」は、どこぞの歌合戦のでもやっていたように「スパッ」とカット!切れ味は抜群です。

 

お皿やガラスのように割れやすいものを「脆性材」といいますが、脆くて欠けやすい素材もスパッとカットできるのがウォータージェットのメリットです。他にもフェライト材がセラミックス材、石材などもウォータージェット加工が有効です。

 

「計算機」ですが、前日に「親子で工場見学会」のチラシを見返すと「身近なものをカットします」と記載されているではありませんか。

 

というわけで急きょ計算機をカットしました。プラスチックのカバーの中に実装された基板や配線、そして小さなディスプレイと小さなソーラーパネル、そしてボタン、これも「スパッ」とカットしてしまうのがウォータージェットです!

 

素材にダメージを与えず、あらゆる素材のカットが可能なウォータージェットは「計算機」をスパッとカットできますが、実際のお仕事では、お客様の製品、モジュール、パーツなどの内部観察のためにそれらをカットしています。

 

開発製品の内部のそのままの状態を見たい、不具合品の不具合箇所がどうなっているのか解体せずに見たい、図面や情報が何もない製品の内部を見たいなど、熱影響が極めて少ない、加工ストレスの負荷が極めて少ない、改質・変質が極めて少なく、あらゆる素材のカットができるウォータージェットは製品をそのままカットすることができ、かつ素材ダメージも与えないカットができます。

 

内部観察だけでなく表面の界面状態の確認にも有効です。

 

そして「チタン板」のカット、軽量かつ高強度な優れもののチタン、これでおみやげの「キーホルダー」を製作しました。もひとつの加工機に設置した「CFRP」こちらも軽量かつ高強度の新素材ですが、これもおみやげの「キーホルダー」をカットしました。

 

チタンやCFRPのような高機能材って製品パーツとしても採用されていますが、キーホルダなどのアクセサリーのほかインテリア、エクステリア、オブジェな看板サインなんかでも結構採用されてますよね。

 

そんな魅力たっぷりのチタンとCFRPで作ったキーホルダをプレゼントしまして当社の「親子で工場見学会」は終了しました。

 

瑞穂町には「親子で工場見学会」の6社をはじめ多くの工場があり、本当に様々なモノを作っています。ひとつの工場ではものづくりは完結しません。各々の工場や企業が各々の役割を果たして良い製品が出来上がります。そんなことを感じて頂ければと思いながらまた来年を楽しみにしています!

 

瑞穂町商工会ホームページ https://www.mizuho-sci.or.jp

 

更新:2019年08月13日