カーボン・CFRP
カーボン・CFRPとは(定義)
カーボン・CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)は、炭素繊維をエポキシ樹脂などの母材(マトリックス)で固めた複合材料です。炭素繊維の高強度・高弾性率と樹脂の成形性を組み合わせることで「軽くて強い」という特性を実現しています。C/Cコンポジット(炭素繊維強化炭素複合材料)やGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)なども含め、繊維強化複合材料の代表的な素材です。
カーボン・CFRPの用途と重要性(意義)
CFRPは鉄の約1/4の比重で、比強度は約10倍という驚異的な性能を持ち、航空機の機体構造材として広く採用されています。ボーイング787では機体重量の約50%がCFRPで構成されています。自動車産業ではEVの軽量化、風力発電のブレード、スポーツ用品(ゴルフシャフト、テニスラケット)、医療用X線機器など、軽量・高強度が求められるあらゆる分野で需要が拡大し続けています。
ウォータージェット加工との適性(効果)
CFRPは炭素繊維と樹脂という異なる素材で構成されているため、切削加工では工具摩耗が激しく、繊維のほつれや層間剥離が発生しやすい難加工材です。また、切削時に有害な炭素繊維粉塵が発生する問題もあります。ウォータージェット加工なら、水流で切断するため粉塵の飛散を抑え、熱影響による樹脂の変質もありません。繊維方向に依存しない安定した切断品質を実現し、後工程の仕上げ加工も最小限に抑えられます。



























